FileMakerプラグイン「MonkeyBreadSoftware(MBS)」で特定のファイルを削除する方法の覚え書きです。
FileMakerはデータベースソフトなので、ファイルの操作は基本的に不得手。そのためファイル操作はAppleScriptもしくはEvent送信スクリプトもしくはプラグインを頼ることになります。
ここではそのうちプラグインを使った方法を紹介します。
FileMakerでファイル削除するメリット
Filemakerでファイルを行うと手動でのファイル削除に比べてこのようなメリットがあります。
- 確実に削除できる
- 他のファイルと間違わず削除できる
- 利用者に意識させずファイル操作ができる
使い終わったファイルの削除を利用者まかせにすると突発的な割り込み仕事やうっかり忘れが避けられません。
消すべきファイルではないものを消してしまう間違いも起こりえます。
既存ファイルが残っていたがために、新規取得したファイルが XXX(1).csvになってしまったりも、します。
このサイトでよく使っているMBSプラグインでは下記のようにしてファイルを削除します
MBSプラグインでの記述例
基本様式
MBS( “Files.Delete”; Path )
次のように引数を複数用いると、複数のファイルを一度に削除することができます。
MBS(“Files.Delete”; “C:\Users\\foldername\filename¶C:\Users\C\foldername\filename”)
例(FileMakerServer/Windows)
ファイルをサーバーでホストしているなら次のようにIPアドレスもしくはサーバ名から記述します。
MBS( “Files.Delete”; “\\xxx.xxxx.xxx.xxx\foldername\filename.XXX” )
最後のファイル名(filename)には拡張子が必要なので注意。
例(ローカル/Windows)
ファイルをWindowsPC上に置いている場合は、シンプルにドライブレターからのパスを描くだけです。
MBS(“Files.Delete”; “C:\Users\foldername\filename”)
こちらもfilenameには拡張子が必要な点にご留意ください。